上海旅行記 with HVF  byタカギタカシ

日程: 2006年3月14日-19日


 どういうわけかHVFで上海に行くことになってしまった。
 気が付いたらそういうことになってたっていうか、誰かが提案して誰かがのっかかったら企画スタートっていうHVFのノリがここでも生かされたっていうのか・・・。
 どっちにしろ、僕も「参加する」って手を上げたからこういうことになってるんだけど。


3月14日(火ようび)


 集合時間は 16:30 。なのに、気合を入れすぎた僕はその2時間以上前にこの関西空港に到着している。早く来すぎた。昼飯ぐらい食ってくるべきだったんだ。しょうがないからって空港でトンカツ食ったら1,000 円も取られた。・・・欝だ。
 みんなが来るまで、ソファーに座って旅行中国語の本を読んで勉強する。
 そもそもこの本は、空港に到着するまでのバスの中で読もうと思ってたんだけど、思い切り車酔いしたのでやめた。忘れてた。僕ってばものすごく車酔いするんだ。
 簡単な中国語を勉強している間に、メンバーがぼつぼつ到着。メンバーをここで紹介する必要はないと思うけど、隊長と、勘定奉行と、イトックスと肖君。肖君の家は上海にもあるらしくて、彼自身中国語が喋れるらしい。そんなわけで、彼は僕らの通訳であり、ガイドなのだ。いつも遅刻気味なHVFメンバー、それが今日は全員時間より早くに集合しました。僕みたいに早すぎるのは論外だけどね。


 今回の旅行は、僕にとってははじめての海外旅行なのだ。
 いつもよりも更に浮き足立った僕は、取ったばかりのパスポートを持って、初めて国際線に乗った。
 空路を大阪から上海へ。
 機内食は和食でした。しかも、うまく味付けしてあって結構美味しい。機内食も進化したもんだねえと、僕はしみじみ思った。これだけうまく作ってるのは、これから日本を離れる外国人のために「日本はいい国でしたよ」って言うためなのかなあと、ぼんやりと考える。
 行った先では僕らが外国人なんだけどさ。


 そもそも、なんで僕は上海に行くんだろうか?
 今こうして矢鱈揺れる飛行機の中で夜空を見ながら国境を越えようとしているけど、別にこの旅行に臨む必要があったわけじゃない。
 さっきも言ったように、ただ手を上げたから参加することになっただけ。
 いつもいつも有志で何かとやりはじめるHVF。そしてやりたがりな僕。その両者が合わさっただけのこと。僕には、特に上海に行って何かをしようっていうつもりはなかった。
 ただ、本物を見る機会があるんなら、見てみたい。
 それだけだった。


 上海・浦東空港到着!
 飛行機を降りて、空港の中を見回したとたんに思ったのは、
「うわ、日本語がねえ!」
 当たり前だけども、海外旅行が始めての僕には、それが結構珍しいことだった。頭ではわかってたんだけど、実際にそういうところに行くと、僕には結構奇妙なことだったんだ。


 出口のところで、肖君のお母さんを発見。いや、僕が発見したんじゃなくて、肖君が発見したんだけど。それから、旅行会社のおじさん(私服だったので暫くわからなかった)も発見。
 肖君母子にお別れして―――ていうか、僕ら4人は肖君の里帰りに無理矢理付いてきた格好なんだけど―――それから、旅行会社のおじさんのバンにのって、予約してあるホテルへ。だいたい50分くらい。新しく造られた空港である浦東国際空は、どうやら上海市からちょっと離れた広い場所にあったらしい。


 僕らがこれから5泊することになるのは、上海兆安酒店という名の『三ツ星』ホテル。
 到着したとたんに「保証金として」400元払えって言われたのにはちょっと驚いた。もう金が要るのか! って。
 出国前に「何かあったときのために」と、肖君はひとり100元ずつ貸してくれてたんだけど、それがいきなり全員分吹っ飛ぶ。もうこれで中国のお金は無いですよ・・・。
 旅行会社のおじさんともバイバイして、僕らはホテルの11階の、自分たちの部屋に向かう。非接触カードキーとちょっと格闘して、部屋に入ってくつろぐ。2人ずつ、2部屋。広さとしては文句はない。だけど・・・。
 相部屋になったイトックスが早速問題点を発見してきました。
 水がまずい。
 そんな言うほどじゃないでしょ、って僕もちょっとうがいをしてみたけど、本当に変な臭いがする・・・。もう、なんていうか、・・・変な臭い。日本の水事情がいかに良いかって、これでもう、すぐわかった。
「風呂入ってきますね」
 と言ってドアを閉めたイトックス。シャワーの音と共に聞こえてくるのは、
「まずいよー」
 という叫び声。どうやら彼は、僕以上にこの水がこたえているらしい。


 初日からこの様子では、この先の旅行は一体どうなるやら・・・。


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